(万葉集 255)
天離 夷之長道從 戀來者 自明門 倭嶋所見.
(あまり ひながぢゆ こいれば じあかしと わしまぼみ.)
(amari hinagajiyu koyreba jiakasito wasimabomi.)
(아마리 히나가지유 괴래바 지아카시토 와시마보미.)
原文: 天離 夷之長道従 戀来者 自明門 倭嶋所見 [一本云 家門當見由].
cf.1 倭 = やまと(日本; 矢的;遣的),
倭嶋 = 家門當,
所見 = 見由 = 見
cf.2 明門(あかしと) = 赤石門(#1207)
(万葉集 3608):万葉集 255の 訓解[万葉仮名]
安麻射可流 比奈乃奈我道乎 孤悲久礼婆 安可思能門欲里 伊敝乃安多里見由[夜麻等思麻見由].
(あまざかる,ひなのながちを,こひくれば,あかしのとより,いへのあたりみゆ[やまとしまみゆ])
原本文推定 :
天離 夷長道從 戀來者 自明門 家當所見[倭嶋所見].
原文: 安麻射可流 比奈乃奈我道乎 孤悲久礼婆 安可思能門欲里 伊敝乃安多里見由[夜麻等思麻見由].
cf.1 訓解 : 訓を覚えやすく解い書くこと
cf.2 万葉仮名 : 万葉集での上記 訓解のために使った仮名(原則的に1漢字1かな)